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股関節の痛み

股関節の痛みの原因

① 急性疾患(外傷・炎症)

  • 大腿骨近位部骨折(転倒や外傷による骨折。特に高齢者に多い)
  • 股関節唇損傷(スポーツや転倒による損傷。関節の引っかかり感や痛みが出る)
  • 転倒やスポーツによる怪我(股関節周囲の筋肉や靭帯の損傷)
  • 使い過ぎによる炎症(過度な運動や負荷により腱や滑液包に炎症が起こる)

② 神経障害による痛み

  • 腰椎由来の神経痛(腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因で股関節周囲に放散痛が出る)
  • 閉鎖神経障害(閉鎖神経が圧迫されることで股関節や大腿内側に痛みやしびれが出る)
  • 梨状筋症候群(梨状筋による坐骨神経の圧迫で股関節から臀部・大腿部にかけて痛みが生じる)

③ 慢性疾患(変形・壊死・炎症性疾患)

  • 変形性股関節症(関節軟骨がすり減り、骨同士が接触することで痛みを引き起こす)
  • 骨頭壊死(血流不足により骨の一部が壊死し、股関節の変形や可動域制限が起こる)
  • 大腿骨壊死(血流障害による大腿骨の壊死)
  • リウマチなどの関節炎(自己免疫異常により股関節に炎症が生じる)

股関節の痛みの症状

① 急性の症状(初期の痛み・動作時痛)

  • 立ち上がりや歩き始めに脚の付け根に痛みを感じる
  • 長い時間立ったり歩いたりすることがつらくなる

② 進行した症状(持続痛・可動域制限)

  • 痛みが強くなり、持続痛や夜間痛に悩まされる
  • 足の爪切りや靴下が履きにくくなる
  • 和式トイレ使用や正座が困難になる

③ 放散痛・関連痛(遠位の痛み)

  • 腰や膝にも痛みを感じる(放散痛の可能性)

股関節の痛みの治療

① 保存療法(初期・軽症)

  • 痛み止めの薬を使用する(消炎鎮痛剤や関節内注射)
  • リハビリテーション(関節の動きを改善し、周囲の筋肉を強化する)

② 神経ブロック療法(神経由来の痛み)

  • 神経ブロック療法(神経性の痛みが疑われる場合、一時的に痛みを抑える)

③ 手術(進行した股関節疾患・重度の障害)

  • 股関節鏡手術(関節唇損傷や骨の変形が原因の場合に適応)
  • 人工股関節置換術(重度の変形性股関節症や大腿骨壊死に対して適応)

股関節の痛みの受診

  • 日常生活に支障が出ている、痛みが数週間以上続いている場合は整形外科を受診しましょう。特に高齢の方は、転倒・外傷後に痛みがある場合、骨折の可能性があるため早めの受診が必要です。
  • 股関節痛だけでなく、腰や膝にも痛みがある場合は、神経由来の可能性があり、腰椎や神経の検査を含めた診察が必要となります。当クリニックでは、股関節の痛みの原因を診断し、最適な治療法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。
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