捻挫と打撲について
捻挫について
捻挫は、転倒や急な動きなどで関節周辺にある靭帯や腱、その他の柔らかい組織が傷つく状態です。骨折や完全な脱臼はありませんが、場合によっては関節の安定性や動きに影響が出ることもあります。
打撲について
打撲は、ぶつけたり転んだりした際に、関節の外側にある筋肉や血管、神経などの組織が打撃を受けることで発生します。その結果、皮膚の下にあざができたり、腫れや痛みが生じたりします。
◆治療について
- 安静:無理に動かさず、患部への負担を減らします。
- 冷却:氷や冷湿布で腫れを抑え、痛みを和らげます。
- 圧迫を避ける:強く押さえると内出血が広がることがあるため注意が必要です。
- 痛み止めの使用:痛みが強い場合は、鎮痛剤を適宜使用します。
症状が強い場合は、痛み止めを使用したり、整形外科の専門医の診察を受けることを推奨します。回復後は、ストレッチやリハビリを行い、再発を防ぐことが大切です。
まとめ
捻挫や打撲は、早めに適切な処置を行うことで、回復を促し、痛みが長引くのを防ぐことができます。 痛みや腫れが強い場合、またはなかなか治らない場合は、誤った対処(例:患部のマッサージや温めるなど)をしている可能性があります。また、重度の靭帯損傷や骨折が隠れていることもあるため、症状が気になる際は、お早めに当クリニックへご相談ください。