メニュー

関節リウマチとは

関節リウマチは、関節を包む滑膜(かつまく)に炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こす原因不明の病気です。世界的には人口の約0.5%~1.0%、日本では約60~70万人が発症していると報告されています。

この病気は進行すると関節の破壊や変形を引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあります。しかし、早期に発見し、適切な治療を行うことで進行を抑えることが可能です。

こんな症状がある方は要注意!

以下の症状が続く場合は、関節リウマチの可能性があります。

✔ 朝起きたときに手や関節が15分以上こわばる
✔ 関節が腫れて痛む(特に左右対称)
✔ 指の関節が変形し、動かしにくい
✔ 全身のだるさや微熱が続く
✔ 目の乾燥や皮膚のしこりなど、関節以外の症状もある

関節リウマチは初期症状がわかりにくく、診断が遅れることもあります。気になる症状があれば、早めに受診しましょう。

関節リウマチの検査と治療

◆ 検査について

関節リウマチの診断には、以下の検査を行います。

  • 診察:関節の腫れや痛みの程度を評価
  • 血液検査:炎症の有無や特有の抗体(リウマトイド因子・抗CCP抗体)を測定
  • 画像検査(X線・エコー):X線で骨の変化を確認し、エコー検査では滑膜炎の程度を詳細に評価します。治療の必要性はエコー検査で判断します。

◆ 治療について

関節リウマチの治療は、病気の進行を抑え、関節の機能を維持することが目的です。

  • 薬物療法(抗リウマチ薬・生物学的製剤・抗炎症鎮痛薬など)
  • 関節注射(症状が強い場合、関節内に直接薬を注射) • リハビリテーション
生活指導(関節の負担を減らす工夫)

特に滑膜炎がひどい急性期には、薬物治療や関節注射に加え、局所を温めすぎないなどの安静指導を行い、効果的な治療につなげます。

当クリニックでは、エコー検査を治療期にも活用しながら薬の効果を確認し、一人ひとりに最適な治療を提供します。関節リウマチは早期発見・早期治療が重要です。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME